こんにちは今回は、そろそろ田植えの時期が近づいてきました、そんなここ数年の間この時期に大量発生をし、稲作をしている皆さんを大変困らせている「ジャンボタニシ」について調べてみました。
それでは、見ていきましょう。
ジャンボタニシとはいったい・・・
詳しい対処方法はこちらの記事で紹介しています、合わせてチェックしてください。
ジャンボタニシと言いますがいったいどんな生物なのでしょう。
ジャンボタニシの概要
ジャンボタニシの正式名称は「スクミリンゴカイ」といいます。
南アメリカ原産の外来種
大きさは成長すると5cm~8cmと相当大きいですね。
寿命は3年程度と言われております。
世界の侵略的外来種ワースト100リストにも入る害虫ともされています。
なぜ日本に?
1981年に食用目的として初めて日本に持ち込まれました。
シンガポールから沖縄県に持ち込まれたのが最初だったようです、食用ですので当時は食べていたと思われますが、どんな料理に使われていたのでしょう・・・
また、食用でしたので当時は日本全国に約500カ所以上の養殖場も作られました。
しかしながら、消費者の食に合わなかったのでしょう、廃棄されたジャンボタニシが野生化してこんなにも広がりを見せております。
生息地
日本国内での生息地は関東より西に生息しています、東北や北陸には生息はしいていません、それは寒さに非常に弱い為に暖かい地域をこのんで生息しているようです。
形
日本のタニシと比べるとジャンボタニシは丸みががっています。
また長い触覚があるのも特徴です。
農作物への被害
ジャンボタニシによって、稲に大きな被害が出ております。
田植え後の苗が柔らかい時を一番好むようで、苗が無くなってしまうこともあるようです。
田んぼの水が少ない時よりも、多い時の方が活動が活発になるそうです。
また、水温が高い(15~35℃)と活発に活動し,14℃以下では活動を休止します、これは先ほど書きましたが、暖かい気候を臨むに繋がりますね。
大きければ大きいほど多くの苗(稲)を食べます、逆に小さい(1cm以下)の子供のジャンボタニシは、あまり食べないようです。
こんなことで、お米を作られている農家の方への被害は大きいのではないでしょうか。
ジャンボタニシの対策として
水の量
先ほどにも書きましたが、苗(稲)がある程度成長するまでの間の期間ですので、なるべく水を浅くして、ジャンボタニシの活動の範囲を少なくする。
侵入阻止ネット
ジャンボタニシは用水路からの侵入が多くなりますので、水口にネットなどを貼り、侵入口からの侵入を防ぎましょう。
見つけ次第に駆除、卵もすぐに駆除
見つけ次第駆除し続けてください、また、ピンク色の卵を稲に産みますので、これも見つけ次第駆除をしてください。
卵は約10日ぐらいで孵化します。
ジャンボタニシの死骸はかなり異臭がしますので、手袋などをしてから行って下さい。
薬剤にて
石灰窒素や殺貝剤にて除去が可能です。
収穫後の温かい時期に「石灰窒素」を利用して駆除する方法です。水深3〜4cmに水を溜め、数日置くと貝が活動を始めます。その後、石灰窒素を20~30kg/10a散布し、3~4日湛水させましょう。また、石灰窒素には魚毒性もあるので、散布したら水田から流れ出ないように注意してください。
https://agripick.com/より
貝を駆除する農薬を利用することで、発生してしまった貝の被害を抑えることはできます。メタルアルデヒドを利用したタイプの「スクミノン」や「メタレックス」、カルタップ粒剤の「パダン粒剤4」などが代表的です。発生時期により有効なものが違うので注意しましょう。
https://agripick.com/より
耕うん(田んぼを耕す)による対策
ジャンボタニシは寒さに弱いので冬場には土に中にいます、それをトラクターで浅く耕うんし、天日に干し駆除していくことが冬場には必要になります。
ジャンボタニシの駆除の詳しい方法はこちらにて説明しています合わせてチェックしてください。『ジャンボタニシ』対処方法│駆除するのには、これが一番
ジャンボタニシの駆除、ペットボトルとタケノコで簡単に捕獲する方法
ジャンボタニシを簡単に捕獲する方法があります。
身近にあるペットボトルを使い罠を仕掛けます、罠の餌としてタケノコやぬか床(米ぬか)を使います。
手軽に作れて、費用もほとんど掛かりません、詳しくはこちらの記事で説明してありますので、合わせてチェックしてください。ジャンボタニシの駆除、ペットボトルとタケノコで簡単に捕獲する方法
生態系にも影響が
ジャンボタニシが、植物の若い芽を好んで食べてしまうことから、植物の生態系にも影響を及ぼしているようです。
まとめ
ジャンボタニシについて書きましたが、お米を作っている農家の方々には死活問題になりえるジャンボタニシ問題でした。
温暖化が進む中で、日本全国に広まっていかないことを臨みます。
毎年、美味しい新米が食べれるのも農家の皆様のこういった害虫に対しての対策に努力してお米を作ってくれているのがよくわかりました。
今回は最後までお読みくださりありがとうございました。
今後とも有益な記事を投稿していきますので何卒宜しくお願いします。
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