今年もジャンボタニシの被害が多く寄せられています、せっかくに植えた稲を食べてしまい被害をもたらします。
少しでも被害を抑えるためにジャンボタニシの対処方法を紹介します、できることから始めることで大切な稲を守りましょう。
それでは紹介していきます。
『ジャンボタニシ』対処方法
ジャンボタニシの性質により対策していきましょう。
侵入防止ネットを貼る
ジャンボタニシは陸上と水中で活動できます、まずは水中からの侵入を防ぎましょう。
外からの侵入を出来るだけ防ぐことが対策の第一歩になります。
ジャンボタニシは移動能力が非常に高く頻繁に移動すると言われています、田んぼには水を入れなくてはなりません。
用水路や水場から田んぼに水を入れるのと同時に侵入することが一番多くなりますので、
田んぼに水を入れる入り口をネット(網)を貼ることで侵入を防いでいきましょう。
ジャンボタニシとは言いますが、大きくもないジャンボタニシもいます、編み目は2cm以下のネット(網)を使用しましょう。
水の量を調整する
ジャンボタニシは、遊泳が得意です。
水の量が多いとジャンボタニシの活動範囲が増えて活動が活発になります、稲が生育するまでは、水の量を出来るだけ浅くすることがおすすめになります。
しかしながら、浅くすると田んぼの底に光が多くあたり、雑草が生育してしまいます、雑草を増やさず稲をうまく生育できる水の量を管理するのは非常に難しいです。
水の量が多くならないように、常に注意しておきましょう。
田んぼ内に水が多い場所を作らないためには
田んぼ内に深い場所があることだけで、そこにジャンボタニシが集まることがあると言われています。
田んぼが凸凹していることにより、深い場所や浅い場所ができてしまいます。
そうならないように代掻きを入念にしなるべく凸凹した場所を作らないように注意しましょう。
卵を駆除しましょう
ジャンボタニシの卵は鮮やかなピンク色で非常に見つけやすい色をしています、見つけたら必ず駆除しましょう。
ジャンボタニシの卵は不思議なことに水の中では孵化することはできません、見つけ次第に水の中に落とすことで駆除することができます。
卵が孵化することにより、ジャンボタニシの大量発生に繋がってしまいます。
卵の駆除だけでもだいぶ効果があるでしょう。
薬剤にて
田植え後のまだやわらかい稲をジャンボタニシは一番好みます。
こちらの薬剤は田植え後に散布しジャンボタニシを駆除します。
1反に4kg使用。田植え後散布でジャンボタニシを防除になります。
また↓こちらの商品も非常に優秀な除去剤です。
ジャンボタニシ駆除剤 水稲用殺虫剤 スクミノン粒剤 2kgこのスクノミンも田植え後に散布するタイプになります。
耕うんにての予防対処法
ジャンボタニシは、寒さに弱い生き物です。
寒くなると土の中に潜ることで寒さをしのぎます、冬場には土に中にいます、
それをトラクターで浅く耕うんし、天日に干し駆除していくことが冬場には必要になります。
これだけで、田植え時のジャンボタニシの量は非常に少なくなります。
こちらの記事ではジャンボタニシについて書いてあります、合わせてチェックしてください『ジャンボタニシ』の被害に注意、対処法はあるのか?
ジャンボタニシの駆除、ペットボトルとタケノコで簡単に捕獲する方法
ジャンボタニシを簡単に捕獲する方法があります。
身近にあるペットボトルを使い罠を仕掛けます、罠の餌としてタケノコやぬか床(米ぬか)を使います。
手軽に作れて、費用もほとんど掛かりません、詳しくはこちらの記事で説明してありますので、合わせてチェックしてください。ジャンボタニシの駆除、ペットボトルとタケノコで簡単に捕獲する方法
効率よくジャンボタニシを駆除するには
先ほどから駆除方法を快適ましたが、少し整理しますと、
侵入させない
まずは、ジャンボタニシを田んぼに「入れない」ことが初めの対処法です、網などを使い田んぼに入れないことに気を付けましょう。
広げない
続いて、入ってきたタニシを「広げない」ことにおもむきを置きましょう。
水の調整をし活動範囲を減らし、卵を駆除して広げないようにしましょう。
食べさせない
田んぼに入ってきたジャンボタニシは、薬剤にて駆除をしましょう。
せっかく植えた稲を「食べさせない」ようにしましょう。
越冬させない
冬場にも、浅く耕うんすることで、田植え時期に再度ジャンボタニシの被害を大きくさせないよう、また「越冬させない」ように対策をしていきましょう。
まとめ
今回はジャンボタニシの対策について詳して書いてきました。
せっかく田植えした稲を食べられることは、生産者には死活問題にもなりえます、できる限りの対策をすることで、美味しいお米を作っていただきたいと思います。
別の記事でジャンボタニシについて書いてありますので、合わせてチェックしてください。
今回は最後まで、お読みくださりありがとうございます。
今後とも有益な記事を投稿していきますので、何卒宜しくお願い致します。
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