先日衝撃的なニュースがあります、Jリーブサガン鳥栖が昨年度の決算にて約20億の赤字を計上したようです。
なぜ、ここまで赤字に陥ってしまったのか、またチームは存続できるのか調べてみたいと思います。
サガン鳥栖について
サガン鳥栖は佐賀県鳥栖市をホームタウンに置くJリーグのJ1所属のサッカーチームです。
サガン鳥栖の元々も前身は静岡県の県リーグ1部所属のPJMフューチャーズとのチームがありました、それが、1995年に佐賀県鳥栖市に誘致されチーム名の「鳥栖フューチャーズ」と変更し、Jリーグ準会員となりました。
佐賀県鳥栖市は人口は約7万3千人の都市になります。
Jリーグのチームの中でも圧倒的にホームタウンの人口が少ないと言えます。
この規模の街にJリーグのチームが存続しているのもすごいことだと思います。
そんな「サガン鳥栖」でありますが、今までもスポンサー企業の徹底により何度も経営危機に見舞われています。
サガン鳥栖への移行
佐賀県鳥栖市に「鳥栖フューチャーズ」が誕生しましたが、その当時のスポンサーだったPJMジャパンが撤退したことで深刻な経営難に陥り、チームが消滅するこの危機になりました。
その時にサポーターが5万人以上の署名を集める活動を起こし、1997年佐賀県サッカー協会会長の中村安昭を代表とする任意団体として「サガン鳥栖」とチームを発足させました。
この「サガン鳥栖」が鳥栖フューチャーズの受け皿になりました。
サガン鳥栖の戦歴
1998年に「株式会社サガン鳥栖」として法人化され、1999年にはJリーグのJ2に所属することになります。
しかしながら、他のチームと比べると資金力不足から抜け出すことができず、チームの成績もJ2下位ばかり続きました。
チーム経営も弱く、冠スポンサーの撤退やスポンサー同士の対立なども起こりました。
しかしながら、J2参入後8年目頃からチームの成績も安定し、実力もJ2の上位を狙える位置に毎年属す事もでき、そして2011年にはJ2の成績を収めて見事にJ1昇格を果たしました。
その後はJ1で5位が最高位になり、一度もJ2に降格することもなく現在に至っています。
20億円以上の赤字の理由は
今回のニュースで報じられた赤字の理由としまして
スポンサーの撤退と人件費の高騰が原因と言われています。
売上高の二本柱のうち、入場料収入は6億7803万4000円から7億6049万6000円へと増えている。もうひとつの広告料収入が22億9601万5000円から8億1052万9000円へ大きく減収した理由は、ユニフォームの背中にロゴを掲出してきたスマートフォンゲームの大手で、スポンサー料が年間約5億円とされた株式会社Cygamesが2018年度限りで撤退したことだけではなかった。
上記のように報じられています。
また、サガン鳥栖の運営会社である㈱サガン・ドリームスの竹原社長は
元スペイン代表のFWフェルナンド・トーレスが電撃的に加入し、世界中を驚かせた2018年夏以降に、トーレスを後押しする3社のスポンサードを新たに得た。しかし、その後に自身の次男が社長を務めているバスケットボールBリーグの佐賀バルーナーズなどをめぐり、ネガティブな報道が相次いで報じられた状況下で、その新規スポンサー3社が撤退したと竹原社長は明かした。
とコメントをしている。
確かにフェルナンド・トーレスの加入は驚きました。
Jリーグでプレーをみることができるとも思ってもいなかった選手ですから、サガン鳥栖のサポーターだけではなく楽しみを増やしてくれました。
また、フェルナンド・トーレスの入団により手を挙げたスポンサーは、フェルナンド・トーレスが引退と同時に撤退をしますし、経営基盤を冷静に判断したスポンサーがフェルナンド・トーレスを入団させれるほどの経営状況では無いと判断し手撤退したのでは無いでしょうか。
サガン鳥栖は存続できるのか
竹原社長はどんな手段を持ってもサガン鳥栖を存続すると発言をしていますが、身売りの記事も出てきていますし、
また、2012年から導入されたクラブライセンス制度で、「Jリーグは財務状況などを厳格に審査し、3期連続で単年度の赤字を計上したクラブは、クラブライセンスが剥奪され、Jリーグからの退会を含めた処分の対象となる。」とあります。
今年のサガン鳥栖の戦い方に俄然注目が集まるでしょう。
しかしながら、新型コロナウィルスの影響でJリーグ事態が中止中の状態が続いております、この先新型コロナウィルスが収束し、かたしっかりとした経営を行えるかが注目になります。
また、サガン鳥栖がJ1で好成績を収めることが一番の収益のアップに繋がり、存続の希望を多いに高めることになるのではないでしょうか。
まとめ
サガン鳥栖は、冠スポンサーの撤退が大きく響き20億円近い赤字に陥りました。
今後、存続するには今シーズンで赤字を出さないこと、そしてチームが少しでも上位にくい込み良い成績を上げることが一番ではないでしょうか。
今回は、最後までお読みくださりありがとうございました。
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