東京オリンピックまであと半年、コロナウィルスの影響でどうなるかわからない状況でもありますが、続々と代表が決まってきています。
メダルラッシュが期待できる日本男子柔道陣ですが、特に金メダルをいくつ獲得できるかと話題は持ちきれませんが、代表になるのが一番難しいと言われています。世界で勝つよりも日本の中で勝つことが一番難しい、代表になれば金メダルを期待される日本柔道。
今回は金メダル有力候補の男子柔道60kg級代表の高藤直寿選手をピックアップしていきます。
高藤直寿(たかとう なおひさ)とは
プロフィール
高藤直寿(たかとう なおひさ)
東京五輪柔道60kg級日本代表
生年月日: 1993年5月30日 (年齢 26歳) 既婚
出身: 栃木県 下野市
身長: 160 cm 体重: 60 kg
段位:四段 東海大相模高校 東海大学
世界ランキング: 5位(2019年12月現在)
得意技:小内刈 巴投げ
小学校~高校
柔道を始めたのが7歳の時、「野木町柔道クラブ」に小学3年生の頃から所属しましました、この野木町柔道クラブには、世界チャンピオンの海老沼匡を輩出した名門クラブです。
小学校5年生時に、全国小学生学年別柔道大会40kg級の優勝し初代王者、6年生になった翌年は45kg級で優勝して2連覇を達成しました。
中学生の時は小さい頃から体が小さかった。計量で体重が足らなかいギリギリの時は水を2リットル飲んでから計量に望んだとの事のようです。
高校2年生3年生の時には60kg級でインターハイ2連覇
高校3年生では、全日本ジュニアで優勝しそして世界ジュニア大会でも優勝しこの年代での世界チャンピオンになりました。
その後東海大学へ進みました、数えきれないほどの輝かしく華麗な戦歴ばかりです。天才ですね。
高藤直寿が銅メダルに終わったリオ五輪
リオ五輪前
2014年時には「リオの星」と呼ばれていた高藤直寿選手ですが、8月の世界選手権期間中に練習への遅刻を繰り返し規律違反を犯したため、全日本柔道連盟(全柔連)の強化指定ランクは最高位のAからBに降格。
またこれにより、東海大の副監督でもある井上康生男子代表監督は自らの指導力不足を理由に頭を丸刈りにして責任を取った。
リオ五輪で銅メダル
リオ五輪前のコメント
「常に五輪で金メダルを取りたいと考えていた。流れをチームに呼び込みたい」
「前回は男子の金メダルがゼロだったから、自分が取れば8年ぶりになる。話題になるし最高」
リオ五輪では
金メダル候補として望んだリオ五輪では、初戦となる2回戦で反則勝ちし、続く3回戦は試合開始早々に内股で勝利しましたが、準々決勝のパピナシビリ戦は、指導1でリードしていましたが隅返しで逆転負けしてしまい悲願の金メダル獲得とはなりませんでした、しかし敗者復活戦で金源鎮を有効で破ると、3位決定戦でもサファロフを指導2で破り銅メダルを獲得になりました。
ただ、オリンピックで日本の柔道は金メダル以外はメダルではないと言われております。
東京オリンピックまでの道のり
東京オリンピックへ
2018年3月のヨーロッパオープン・プラハでは66kg級で優勝。同年9月の世界選手権では、準々決勝までオール一本で勝利すると、準決勝では永山竜樹をゴールデンスコアにまでもつれますが小内刈の技ありで勝利し、決勝ではロシアのロベルト・ムシビドバゼを小内刈の技ありで破り2年連続の世界チャンピオンに輝きました。
これで3度目の世界チャンピオンになりました。
ライバルは
永山竜樹選手がライバルと言ってよいでしょうが、
リオオリンピック以降は、高藤直寿、永山竜樹ともに3回の世界選手権出場があります、、高藤直寿選手はは2度優勝をし成績を残しますが、永山竜樹選手は最高位が3位、2019年のグランドスラム大阪では決勝戦で優勝を掛けて直接対決になりましたが、これを高藤直寿選手が勝利しました。
永山竜樹選手とは3勝3敗の対戦成績ですが、直近の対決や成績で判断で圧倒的に高藤直寿に分がありこのことが東京五輪代表に決まったといえるでしょう。
東京五輪代表へ
2019年2月のグランドスラム・パリでは準々決勝では左肘をケガしてしまいますが、決勝戦では技ありで勝利し優勝を成し遂げます。この優勝の際には「60キロ級は世界のレベルが相当低いので勝って当たり前。我慢して相手の隙を狙うことができた。2019、20年と、ここから連勝をスタートできるんじゃないかと思う」とコメントしています。
このまま順調に勝ち進み2020年のグランドスラム・デュッセルドルフ優勝を果たし、そして東京オリンピック代表に内定しました。
東京五輪決定後のコメント
「手堅さを手に入れて、リオ五輪の時よりも強い高藤直寿で今ここにいる。柔道って素晴らしいと思ってもらえるような柔道をする。」
他の東京五輪柔道代表争い↑
女子軽量級の48kg級渡名喜風南はこちら↓
まとめ
数々の成績をおさめ、金メダル候補筆頭として臨んだリオ五輪で銅メダル、メダルは手にしましたがオリンピックで金メダルを取らなければいけない日本の柔道です。
高藤直寿の柔道は「天才、誰にもまねできない」といわれ独自の技を出し自分の名前を冠にした技があります。その柔道スタイルはまさに変則的で、そのことから海外の選手には非常に強く恐れられているようです。
度重なるルール変更やケガもありましたが、それをバネに好成績を残し、日本男子柔道陣で最初に(女子48kg級が最初)東京五輪のメダル、金メダルを獲得してくれることを期待し東京五輪を楽しみにしていきたいですね。
高藤直寿選手はyoutubeチャンネルを開設しています、柔道選手では珍しいですね。
最後までお読み頂きありがとうございました。
また別の記事もお楽しみください。
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